みんなのための資産運用

Dollar-Tree「資産運用」ときくとなんだか自分とは関係ないと思われるかたも多いのではないかと思います。

自分には貯金もないし、資産もないという方でも実は大いに関係あるのです。

資産運用というのは大金や不動産を動かすことだけを指すわけではありません。

ドイツで言えばお給料をもらって、(天引きかもしれませんが)そこから所得税、健康保険料、年金保険料、介護保険料、連帯税付加税 などを支払ってから自分の取り分があります。そして、先に貯金に回している人もいるでしょうし、月末に残ったら貯金しようと思っているけどいつもできないという人もいるでしょう。

国の年金保険を収めている人でしたら、毎年年金通知書(Rentenbeschied)というものをもらいます。そこには、自分が今働けなくなったら毎月いくらもらえるのか、今まで収めた金額でもらえる年金はいくらなのか、ということが書いてあります。

これだけでも実は自分の老後までの資産運用をしているのです。いいかたを変えると、義務でしている以外の資産運用は積極的にしないという資産運用をしていることになります。

日本でもドイツでも80年代くらいまではそれでも大丈夫でした。戦後経済は右肩上がりにあがり、国や会社が年金や健康保険、終身雇用、ボーナス、退職金といった形で私たちの暮らしを保障してくれていました。

戦後会社に入って自社株を買わされ、80年代のバブル絶頂期に退職になったような人はサラリーマンでも億万長者になった人もいました。

日本やドイツ、特に日本は戦争で負けたとはいえ、その後は世界でも数少ないとても恵まれた国でした。ですから、自分の資産は自分で守ると言う感覚がうすくなってしまったのかもしれません。

世界を見渡せば、自分の国では仕事もなく家族を養えないので先進国に出稼ぎに行って仕送りをしている人がいんます。

自国通貨が不安定なので現金をドルやユーロに変えたり、外国の銀行口座にいれておく人がいます。

香港や中国では子供をアメリカやヨーロッパに行かせて働かせ、通貨や為替のリスクを分散させたりしている人たちもいます。

私が1990年ころにロシアのウラジオストックに行った時は、ロシアはハイパーインフレで通貨の価値がどんどん落ちていくので、日本の10円玉でも使うことができました。ロシアの拳銃トカレフも1000円くらいで売る言われました。残念ながら買わなかったけど。

日本でそいういうニュースを見ても対岸の火事でした。しかし、その後のバブル崩壊、高齢化社会への突入、ITバブル崩壊、リーマンショックなどと、日本もドイツも世界の情勢も代わり、ギリシャなどは国家が破産するかというソブリンリスクに見舞われ、実は日本のほうが借金は多く危ういなどとも言われています。歴史を見れば国が破産することはそう珍しいことではありませんが。

ともかく、これからは国も会社も誰も現在や老後の生活を保障してくれるわけではないので、資産は自分で守り、築かなければならない時代になりました。

このブログではみなさんとどうやってこれからの時代を生きていくかということを共有していきたいと思います。

資産運用に関しては一般的なこととドイツに特化したことの両方を取り扱っていきます。

 

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