ドイツの確定申告 Steuererklärung 2011年分(2012年提出分)

2012年もはやくも3月中旬となりましたね。

そろそろ2011年のSteuereklätrung(確定申告)に必要な書類も揃ってきたのではないでしょうか?
税制は年々改定されているので、毎年されていて慣れている方でも変更点は確認しておいたほうがいいですね。それによって戻ってくる額も変わってきてしまいます。

Steuerberater(税理士)は日本みたいに親切ではないので、いちいち変更点や新しく控除されるものを教えてくれないことが多いのではないかと思います。

今回はまずは2011年と2012年の変更点を中心にご紹介します。2011年からの変更は今から申請するものに反映されますし、2012年からのものは今からBeleg(証拠書類)などをご準備ください。

 

 Arbeitnehmer-Pauschbetrag – 従業員基礎控除

2011年の確定申告から、従業員基礎控除額が920€から1000€になりました。この額までは請求書などの証明なしに、確定申告をすれば誰でも控除を受けられます。

これだけでも確定申告に必要な税理士(Steuerberater)に支払う代金が戻ってきますし、他にも控除できるものがたくさんありますので、今までされていなかった方は確定申告をされることをお勧めします。

 

Kinderbetreuung – 養育費

養育費の申請は2012年からよりシンプルになります。今までは、両親が働いているか否か、養育費が必要になった理由ー病気、仕事、職業訓練などを証明しなければなりませんでした。

両親が働いている14才までの子供の養育費の3分の2まで、最高4000€までが控除されます。また、障害児の場合は25才になるまで控除されます。

片親しか働いていない場合は3−6才の期間控除されます。

幼稚園にかかる費用、ベビーシッター代の領収書などをとっておいてください。

ベビーシッターは例えば、親戚やオーパ、オーマ、成人した兄弟などでも契約書を作成すれば控除対象にすることができます。

契約書は例えばこちらを参照ください。
http://www.egrunau.de/grunau/formulare/tagesmuttervertrag.pdf

養育費にはもっと細かい規定がありますので、それぞれのケースは専門の方にご相談ください。

 

Kinderfreibeträge – 子供の基礎控除

今までは学生や職業訓練中(Auszubildende)の子供でも年収が8004€を超えると税金がかかりましたが、2012年からはこの制限がなくなります。

児童手当(Kindergeld)も8004€以上の収入がある場合はもらえませんでしたが、これも2012年からは制限なしに受給できます。職業訓練(Ausbildung)などで児童手当(Kindergeld)が途切れている方も再申請すれば2012年から再受給できます。

この項目は2012年からの改定ですので、残念ながら2011年の確定申告にはまだ有効ではありません。

 

Pendelpauschale – 通勤費の控除

これも少しシンプルになりました。従業員は職場と家の距離1kmあたり30セント、または交通機関のチケット代を控除できます。

 

Freibetrag für Ehrenämter – ボランティアの基礎控除

ボランティアの基礎控除額が500€から一気に2100€に上がりました。

また、家族が介護が必要な場合、例えばPflegestuffe IIIでは924€基礎控除を受けられます。

社会の変化に対応して制度がどんどん変化していきますね。

 

Handwerkerleistung – 家の修繕費の控除

家やWohnungの改装、修繕費などの20%、最高1200€まで控除対象です。ただし、労働賃金だけが対象でマテリアルコストは対象外です。Rechnung(請求書)の中からArbeitslohn(労働賃金)を見つけ出してください。

 

Arbeitszimmer – 自宅の仕事部屋

自宅の部屋が仕事場の中心である場合は、制限額なしに控除できます。

以前は従業員は自宅の仕事部屋は控除対象ではありませんでしたが、仕事の一部を家でしていて、雇用主からその仕事をする部屋が与えられていない場合は1250€まで控除できます。

また、Elternzeit(出産後の育児期間)や無職の期間で、自宅で将来の職業のために備えているという場合も1250€まで控除対象になります。

仕事部屋のコストを出すには、年間の家賃、光熱水道費、家のローンにかかる費用などを合計して、使用している部屋の面積分を割り出します。

 

Kranken- und Pflegeversicherung – 健康・介護保険

年間1900€まで控除されます。

 

Private Altersvorsorge – プライベート年金

Gesetzliche Rentenversicherung(法定年金)のみならず、Rüruprente(リュルップ年金)、Riesterrente(リースター年金)などのプライベート年金も税金の控除対象になっていますし、リースター年金ならさらに助成金(Zulage)も出ますのでおすすめです。

2011年は72%控除対象、控除率は毎年2%ずつ2025年まであがっていきます。

  

以上2011年の変更点を中心にご説明しました。あてはまる項目はありましたか?

受け取れる還付金はしっかりと受け取ってくださいね。

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