日本の財形貯蓄(勤労者財産形成貯蓄)にあたるものは、ドイツではVermögenswirksameleistungといいます。
略して、VWL とか VL とも呼ばれています。
これは会社が従業員のために、最大毎月40€までを資産形成のために援助すると、その分は雇用主にとっても従業員にとっても税金と社会保障費がかかりません。
その使い方は以下の3通りあります。
1.企業年金としての積立
2.Bauspar(住宅貯蓄)としての積立
3.Fondsspar(投資信託積立て)
企業年金として積み立てると、社会保障費と税金の控除分も積立額に加算されるため、より大きな額を積み立てることができます。その代わり、年金受給までは手をつけられません。
Bausparは、住宅購入や改装費用のための貯蓄、または単なる貯蓄口座としても使えます。
Fondssparは、その名の通り投資信託としての積立ができます。
会社によっては、VWLを用意しているのに、人事がちゃんと説明してくれていなかったり、または入社した時にインフォームされたけども、その時は意味が分からずそのままにしているという人も時々あるようです。
もし、自分の会社がVWLを導入しているかわからない場合は、人事にきいてみるか、または同僚にきいてみるとよいでしょう。
本当は毎月もらえるはずのお金がもらえていなかったら、もったいないですね。もらえるものはしっかりもらっておきましょう。