ドイツで一定期間以上職に就いている人は、年金年次通知(Rentenbescheid)を毎年もらっていると思います。
そこに出ている、将来貰えるであろう年金額は、手取り額ではありません。
その額から引かれるものは
税金 0-15% (年金額によって税率は異なる)
社会保障費 10.4%
そして、今後受給額は減額されていくとされています。
受給額の減額 12-18%
とすると書いてある額面から、20-40%差し引いて考えないといけないことになります。
さらにインフレがあると、お金の価値は目減りしてしまいます。
となると、実際に多くの人の収入が社会保障レベルにまで落ちてしまうことになります。
2005年より、年金受給額に対しての課税が始まりましたが、その代わり、年金への積立金に対する控除も開始していますので、この制度を利用しないと、受給額だけが減ってしまうことになります。
銀行の窓口で年金保険も扱っていますが、残念ながら多くの人が控除対象にならないものを買わされています。
売るほうは、その人にとって、何が適切かということはあまり考えていないようです。
控除対象になるものは、BasisrenteまたはRüruprenteといいます。収入にもよりますが、控除額は20-30%、高所得者では40%にもなりますので、100€の毎月保険料でも、実質自己負担額は70−80€、または60€ということになります。
これは、数年後には日本に帰るという方でも利用可能な商品もあります。
また、お子さんのあるお母さんにとってはRiesterrenteで補助金をもらうことができます。(ただし、補助金受給条件を満たす必要あり)
以下のリンクは、ドイツ語ですが、昨日のDas ErsteのPlusMinusという番組の中で、ドイツの法定年金がどのくらいもらえるかということがわかりやすく出ています。
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