ドイツ:ユニセックスタリフ(男女均等料金制)でどのくらい値上がるの?

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2012年12月ユニセックスタリフ導入で男性の保険料値上げ

ただしそれ以前の契約では継続して男性料金を維持できます

今までは男性の保険料は女性料金と比べると健康保険などでは安く、年金保険では同じ保険料であればより 多くの年金受給がありました。

これは女性のほうが長生きするという理由だったのですが、 2011年3月に欧州裁判所でこれは男女不平等であるという裁定がくだされ、2012年12月21日よりUnisex Tarif(男女均等料金)が導入されることになりました。

これにより男性の料金が大きく上が り、女性料金は少し下がります。 (右表参照)

35才で比較すると特に 介護保険では34%以上の値上がり、 健康保険21%、歯科追加健康保険 17%、職業不能年金保険10%、年 金保険7%の値上がりとなります。

逆に生命保険(死亡保険)では女性料金は30% 以上の値上がり、男性料金は逆に 6%下がります。

ただし、現在すでにしている契約、またこれからする契約であっても12月21日以前の契約であれば、今 までの条件で老後も老齢年金や介護年金の受給ができますので、この日を堺に年金が6-7%も減ってしまう のであれば、男性にとっては今のうちに契約しておくほうが断然お得です。

とりあえずは最低料金ででも契 約を始めれば、男性料金を維持したまま後で掛金を変更することもできます。

女性の場合は、保険会社に よって今新たな契約をしても12月以降の有利な条件での契約ができるようにしているところもあります。

 

一番値上がり率の大きい介護保険ですが、これは将来のためにオプションを買っておくことができます。 月々ほんの数ユーロで、現在の 男性料金設定のままで後々本加入ができます。

将来持病などを持ってから加 入する場合には追加料金がかかってしまうこともありますが、健康なうちにオプションを買っておけば、後 に本加入の際の健康チェックは必要ありません。歯科治療代や入院費用などを補完する追加健康保険も同様 に病気をしてからの加入では追加料金がかかります。

ドイツの社会システムはますます複雑になり、また年金や健康保険、補助金などの制度はほぼ毎年のように改定さ れています。すでにいろいろな保険に入られている方でも、現在加入しているものが最適かどうか、利用で きる補助金をちゃんと利用しているか、などを確認することをお勧めします。この機会にぜひ見直してみて は如何でしょうか?

見直し査定、またひとりひとりに合わせたプランのご提案をさせていただいております。 ご相談料はかからないシステムとなっております。お気軽にご相談ください。

 

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