■ ドイツの小数点はコンマ [ , ] です! ピリオド [ . ] ではありません。
■ オンラインバンキングでは要注意!
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日本をはじめアメリカ・イギリスや、もとイギリス植民地の国、アジアの多くの国が小数点にピリオドを使用していますが、
ピリオドの小数点が世界標準というわけではありません。
ドイツの少数点はコンマなのです。
ドイツ語ではKommaといいますが、Dezimalpunkt とも
ドイツは困った国だなと思ったら
英語圏以外のフランス・イタリア・スペイン・ポルトガル・ロシア、
中南米・東欧の多くの国はやはりコンマが小数点なのです。
目次
オンラインバンキングでは要注意!
普段の生活では困らないのですが、オンラインバンキングでは要注意!間違えてピリオドを入れると、振込額としてエラーが出る場合はいいのですが、小数点として認識されずに桁が違ってしまうと大変です。(振り込まれる方は得するかも)
ただし、ドイツ銀行のように言語を英語に切り替えられる場合は、小数点はピリオドになったりします。
パソコンでの小数点
日本語とドイツ語など多国語環境のパソコンで数字を扱う人にとっては結構厄介です。
エクセルの場合は、同じファイルでも違う言語環境で開けば、自動的に小数点はその言語の小数点で表示されます。ただし、コピペをした場合には自動的に変換されません。
また、エクセルでは関数のカッコ内の条件の仕切りは日本語環境ではカンマですが、ドイツ語環境ではセミコロン [ ; ] になります。
日本語キーボードではテンキーからコンマが打てないので、ドイツ語のエクセルで数字を入力するのは面倒です。ドイツ語のキーボードにすると、今度は日付(05.05.2015)などを打つときに今度はテンキーでピリオドを打てないので不便です。
そもそも小数点が国によって違うととても不便ですし、間違うと困ることがあります。これはぜひとも統一してほしいところです。
世界標準の小数点は「コンマ」!?
貿易や工業分野などでも小数点の間違いがあると大変です。そこでISOなどの工業規格では「コンマ」を標準にすることにはなっていますが、
以下Wikipediaより
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小数点記号が国や言語によって異なることは重大な誤解を招く危険性が高いため、少なくとも経済・工業・科学の分野で国際的に使われる数値表記に関しては統一しようとの動きが有る。
例えば、世界的に使われる様々な国際標準を策定するISOやIEC の規約では、英語を含む全ての言語表記において、コンマを小数点として統一的に使用することが明記されている。
しかし、英語圏の諸国は、英語が事実上の世界標準言語となっていることを背景に、少なくとも英語表記においてはピリオドを小数点として統一することを国際機関に働きかけている。
1948年の第9回国際度量衡総会では決議7において「数値において、コンマ(フランス式)またはピリオド(英国式)は数値の整数部分と小数部分とを分けるためにだけ用いられる」とされた。
同時に「数値は読取りを容易にするために3桁ずつに区切ってよい。
ただし、その区切りの空白に決してピリオドもコンマも挿入してはならない」とされた。
このことは2003年の第22回国際度量衡総会では決議10において再確認された[1][2]。この決議にしたがうと上記のSIスタイルになる。
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