銀行口座はいくつ持っていますか?ひとつGirokoto(普通口座)をもっていれば、同じ銀行でSparkonto(貯蓄口座)などを持つこともできますね。
お金を使う目的はいろいろとあるはずです。それが全てひとつの口座に入っていると何のためのお金がどのくらいあるのかがわからなくなってしまいます。
お金を分けて管理することでより賢く貯めて、賢く使うことができるようになります。
以下に、口座の分けてお金を管理する方法を一例としてご紹介します。
目次
銀行口座をもうひとつ作る
銀行口座をひとつしか持っていない人は。最低もうひとつはサブアカウントを作って、そこのGirokontoとSparkontoやTagesgeldkontoを合わせて合計4つは口座を持ちましょう。
インターネットバンクで口座を開けば口座維持手数料はかからずとても便利です。2017年10月現在ドイツで日本人が開設できるネットバンクでのお勧めはベルリンのスタートアップ N26 Bank です。サイトは英語もあるのでドイツ語ができなくても安心です。
・無料口座
・無料クレジットカード
・英語でOK
・渡航後すぐでも学生でも開設可
N26 Bank については以下で詳細を説明しています。
さて、どうして4つも口座が必要かというと、それぞれに違う目的を持つからです。それが全てひとつになっていると、なんのためのお金がどのくらいあるのかが分からなくなってしまいます。
その4つの口座とは
1.給与・消費口座
2.エアバック口座
3.大きな買い物用口座
4.楽しみ口座
それではひとつひとつ見て行きましょう。
1.給与・消費口座 – Girokonto 1
毎月お給料が入ってくる口座です。ここから家賃や保険などの支払をしていますね。まず予算を立てて、ひと月に消費する金額を残して、残りはそれ以外の口座に自動振込み設定(Dauerauftrag)にします。
ちなみに他の口座も含めて、銀行口座に残しておくお金は基本的に短期的に必要なお金だけにします。
銀行口座は利子が低いので、大きなお金を長くおいておくのには向きません。中長期的においておくお金についてはまた別の項目で解説します。
2.エアバック口座
この口座にはこれだけあれば、何かあってもひとまず安心という額を入れて、使わないでおいておきます。その額は例えば手取りの4.2ヶ月分です。(従業員の場合)
なぜ4.2ヶ月かというと、失業した場合1年間は手取りの約65%の失業手当てがあります。残りの35%の12ヶ月分は420%です。
この額があれば、とりあえずは生活レベルを落とすことなく1年間は過ごすことができます。その間にじっくりと次の職を探すことができます。
手取りの65%があればなんとか食うことはできるでしょうが、人によっては今住んでいるところを去らなくてはならなくなるかもしれません。
ただでさえ職を失ったら大変なのに、引越しもしなくてはならくては更に大変です。
しかし、これだけの備えがあればまずは安心して、引っ越すこともなく、また子供のための貯蓄や、年金保険を崩すことなく職探しに集中することができます。
また病気で働けない場合は、6週間は雇用主が給与を出してくれます。それ以上になると最長1年半までは健康保険から手取りの約7割のお金が支払われます。
この場合もエアバック口座のお金で1年間は凌げることになります。
フリーランスの場合は、病気の時に6週間給与を出してくれる人もいませんし、失業手当てもありませんので、その分も考慮して貯蓄できるといいですね。
3.大きな買い物用口座 − Sparkonto
この口座は時々必要な大きなもの、家具・ソファ・パソコン・電化製品などのために貯めておく口座です。
この口座にある範囲内で済ませることにしておけば、無駄に買わずに我慢することもできますし、必要に迫れて、家計を圧迫して買うこともなくなります。
4.楽しみ口座 – Sparkonto
とても大切な口座です。お金は節約したり貯めるだけでは意味がありませんよね。使うときには使わないと。
そのことで楽しむこともできますし、使うことで経済もまわり、巡り巡って自分にもお金はまた回ってきます。
休暇(Uralaub)や趣味・余暇などのために置いておく口座です。1年間にどのくらいの額が必要か計画を建て、それを12ヶ月で割った額を毎月自動振込みにします。
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以上4つの口座でお金を管理する方法でした。
面倒くさそうですか?
お金は計画したり、管理しないと知らない間になくなってしまいますが、しっかり計画管理すればもっと楽しむことができますよ。ぜひお試しください。
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