(2013.11.24 記)
今までに何人もの方から、インターネットバンクなんて実態のないものは不安だ、という言葉を聞きました。
ネット銀行のように支店がないような銀行はドイツではDirektbankと呼ばれています。
Direktbankももちろん立派な銀行で、ちゃんとどこかに本社があります。支店がない以外は他の銀行と同じカテゴリーですので、銀行としての認可が必要ですし、10万ユーロまでの預金保証ももちろんあります。
また、大抵のDirektbankは、他の銀行の子会社となっています。
comdirectはCommerzbankの、DKBはBeyernLBの、Norisbankはドイツ銀行のそれぞれ子会社です。
Direktbankは支店サービスをしない分、口座維持手数料無料で、貯蓄口座の利子は一般銀行よりも高くなっています。
直接支店で担当の人間と話せるほうが安心という方もいますが、相手もプロの営業ですから、直接話すと、ころっと騙されてしまい、不適切な投資信託を買わされてしまうのがおちです。
銀行は普通口座だけでは儲からないので、普通口座を入り口にして、他のサービスを売りたいのです。しかし、リアル銀行は給与口座としてだけ普通口座のみを使い、支店サービスは使わずに、貯蓄はネット銀行でという人が増えています。
住宅ローンなども、何もハウスバンクで借りなくても、条件のいいところで借りればいいので、ハウスバンクの意味ははっきり言ってありません。
ですので、銀行もまたネット社会の中でそのあり方は変わっていかざるを得なくなっています。
<参考記事>
「低い利子!銀行変えるべき!?」
「インターネットバンクのすすめ 」
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