世界的に税金逃れをできないようにするためのOECDの取り決め(101カ国参加)「共通報告基準(CRS:Common Reporting Standard)」が実施されます。
今までは居住地を移した場合に結構税金の取りこぼしがありました。
例えば、ドイツ在住の人が日本で仕事をして、日本にもドイツにも申告しないでいても実際にはほとんど発覚しないでいました。
ところが、今後は各国の口座の持ち主の居住地がどこかを報告するようになっていきます。そしてそのデータが国を超えて自動的に情報交換がなされます。
ですので、ドイツに居住している人は日本の口座に収入がある場合にはドイツ当局にも情報が流れるわけです。
まあ、そうでなくても、世界中どこであっても収入(利子収入や家賃収入も含む)は居住地で申告しなければなりません。
もし今まで申告していない人があれば、今後はしたほうがいいでしょう。
(もちろん今までもしなくてはならなかったのですが)
♢ 共通報告基準(CRS)に基づく自動的情報交換に関する情報
国税庁のサイトはこちら
(2016.12.11記)
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