携帯ショップの契約は取り消せない!?
ドイツでは普通商品や契約は無条件で2週間は解約・返品ができます。
ただし、なぜか携帯ショップでダイレクトに契約した場合はこの権利がないんです。
携帯会社のロビー活動のせいでしょうか?
これを利用して騙す携帯ショップが後を断ちません。
携帯ショップはVodafonとか看板があっても個人がやってる代理店も多くあります。彼らは契約数だけコミッションをもらう出来高制ですから、売れているところはともかく、売れていないところは契約を取るのに必死です。
言葉のあまりできない外国人は狙われるので気をつけてください。
夫婦で9つの契約をさせられていた
ちょっと信じられないんですが、以下は実際に問い合わせのあった方の状況です。
その方はなんと夫婦で9つもの契約をさせられていたのです。
しかも必要もないのに高い料金プランでです。
本人たちはいったいどうなっているのか全然把握していませんでした。
まあ、とっても人のよいおだやかな、いい感じの年配ご夫婦なんですが、
だからこそつけこまれてしまったのでしょう。
話をきいてみると、
「携帯料金が高いから安いものに変更できないか?」
と携帯ショップに行ってしばらくすると、
今までよりも余計に料金が引き落とされていました。
そして、また携帯ショップに行って、
「さらに料金が高くなってしまった」
と、告げると、なんかよく分からないことを言われ、
じゃあもっと安くなるようにするからと値段を見せられてまたサインしました。
そして次の引き落としを確認したところ、さらに金額が上がっていた、、、
(この時3つも余計な契約をさせられていた)
というところで、「なんとかならないか」と僕のところに相談に来られました。
関係書類を全て見せてもらいましたが、契約書らしきものはなく、自分がサインした書類のコピーもありませんでした。
Vodafoneに確認したところ、
なんと
夫婦で9つもの契約をさせられていました。
3つは電話用、6つはデータ用の契約でした。
・最初にした契約がそもそも全く必要もないのに一番高い料金で契約
・それが高すぎると相談にいくと、契約途中なのに少し安い契約を追加で契約し、2重契約に
・その後2回携帯ショップを訪ねる度にデータ用の契約をさせられていた。最後の訪問では3つの新しい契約を。
契約書類も手元にないし、携帯ショップに行って契約した場合には無条件解約ができないので、弁護士を勧めました。
結果としては、Vodafone(携帯ショップではなく)に弁護士からのレターを書いてもらうことで、最後の3つの契約だけはVodafone側で解約してくれ、弁護士代も出してくれました。
その他の契約はどうしようもないということで、2年間の最低契約年数の料金を支払いました。
この方は今は僕が勧めたディスカウンターの毎月10€の契約のみです。
契約書等のコピーは必ず受け取り保存
何か契約をする時は必ず契約書のコピーを受け取ってください。
・請求書やレシート
・なんかよくわからないけど広告でない書類
などはとにかくその年のファイルを作ってそこにどんどん保存してください。
あとで問題がおきた時や返品、契約違反の時など、書類は大切です。
お勧めのスマフォ契約
携帯電話契約はTelekom、Vodafone、O2 などの直よりもディスカウンターの方が安いです。
フラットレートで20€くらいです。
Congstar をお勧めしています。
(2016.12.12)
* ご質問・ご相談等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
■ ↓ この記事が役にたったという場合は応援クリックお願いします。
■ニュースレターにご登録ください!