誰もが絶対にすべき投資は?

投資というと、何か抵抗感を感じたりする人もあるとは思いますが、株や投資信託ばかりが投資なのではありません。意識的か無意識的にしているかに関わらず、年金保険や銀行預金、自分の将来のための投資といえるでしょう。

それさえもしていないとしても、従業員であれば、天引きで強制的に国に年金を払っているわけですが、受動的に法定年金に投資していて、それ以外のものには投資しないという選択をしているともいえるでしょう。

今の時代、国の年金だけではやっていけません。そしてその不足分のカバーは、国は所得税控除や補助金などを用意した上で、あとは個人と民間に任せています。(税金を使って役人や公務員が運営するものと、営利目的の企業が運営するもの、それぞれに利点・不利点がありますが、それを補い合うこも目的としているのでしょう。)

ですから貯蓄や年金保険に加入したり、自分で運用したり、またはその組み合わせで将来に備えるということは誰でも必須なのです。なので、多くの人がしているか、少なくともしなければならないと考えているのではないかと思います。

それももちろん大事ですが、さらにもっと大切な投資があるのではないかと思います。

 

それは自分自身への投資です。

自分自身の健康と、自分自身の成長のための投資です。それにはお金もエネルギーも時間も必要かもしれません。

 

まず、健康がなければ、そもそも仕事をすることも人生を楽しむ こともできません。現代社会では、ストレスや食の誘惑によって、

その一番の土台となる自分の精神と体の健康が知らないうちに脅かされています。手遅れになる前に、まず健康のために時間を使うことは大切です。

 

そして、自分自身の成長のための投資です。それは、自分の仕事上のスキルや全く違う分野のスキルの向上、または趣味や読書を通してであるかもしれません。

今はすでに国家や企業が面倒を見てくれる時代ではありませんので、いざというときでもサバイバルできるスキルや知恵が必要になってきています。逆に言えば、何かのスキルを身につけることで、副収入を得ることもより簡単になってきました。

老後は年金だけでは足りないかもしれません。しかし、勤めを引退しても、自分のスキルがあれば、その後も稼いでいくこともできます。

そして、戻りますが、現在の資本主義の世界では、やはりお金がなければ何もできませんので、資産運用のスキルもこれからは当然必要になってきます。その意味でもお金を使った「投資」もぜひ学んで欲しいと思います。

資産運用は誰もが必要なスキルです。というのは、老後は労働収入がなければ、資産運用していき、死ぬまでお金を回していかなければならないのです。

それまでに、自分で積極的に意識をもっていないと、年金保険などの払い戻しを受けた時に、運用方法が分からず投資に手を出してころっと騙され、年金の原資を失ってしまったなどということもあります。

投資方法は人それぞれです。ぜひ、自分にあった方法を探してみてください。