銀行にだまされるな!ー 銀行で投資信託(Fonds)を買ってはならない理由

以下のリンクは、銀行のアドバイスに対するクレームがあとを絶たない、というニュースです。特にハンブルグで多いとか。

manager-magazin.de

11.000 Beschwerden wegen Anlageberatung
Schärfere Auflagen für Anlageberater schützen die Kunden offenbar nicht ausreichend. Knapp 11.000 Beschwerden sind bei der Finanzaufsicht Bafin in einem Jahr aufgelaufen. Besonders oft beschwerten sich Kunden in Hamburg.

リーマン・ショックの時には、かなりのクレームがあり、その後2012年11月には投資案件のアドバイス(Anlageberatung)に関して新たな資格が必要になったりと、制度の変革もあったのですが、あまり功を奏していないようです。

口座にある程度の残高があると、銀行から連絡があり、「利子もつかないし、もったいないから投資信託を買いませんか?」と言ってきます。

確かにこの低利子で、お金がじゃぶじゃぶのこの時代、現金以外の形で持っておくことも大切です。

しかし、投資の基本を少しでもかじれば、その薦める投資の仕方が初心者にとってセオリー違反だということが明らかなケースは多々あります。

銀行は基本的に、銀行が売りたいものを薦めるので、その消費者に適したものを薦めてくれるわけではありません。

特に今の時期は気をつけてください!

今、景気が上向き、ドイツの株式市場も最高値を更新するような状況が続いています。

もう7−8合目まで来ているという見方もあります。今、一括で投信を買うということは、高値でつかまされてしまうことになりかねません。

本当は経済危機などの安い時に買うのがいいのです。同じ商品が半額などのバーゲンセールで買えるのです。でも、一般の消費者は世間で不況のニュースが流れている時には買いません。

世間で景気がいいと騒がれる頃というのは、すでにかなり値が高くなってしまった状態です。しかし、そのような時期のほうが、一般消費者には薦めやすいのです。

バブルは次々に生まれ、はじけていきます。

高値で一括で買うと、次のクラッシュが来た場合、またその買値+手数料分を超えるまで待たなければ、売っても損が出ることになってしまいます。

それでは、今始めないほうがいいかというと、そうではなく、少額を毎月投資という形ですれば、リスクが軽減されます。

また、クラッシュが来ても慌てる必要はありません。経済危機の時には安く買えるからです。ですから、毎月投資の場合、むしろ不況は長いほうがいいことになります。

けれども、銀行に毎月投資を勧められたという話しはきいたことがありません。

銀行は一括で売れば、一括で手数料収入が手に入るのです。

毎月投資を勧めても、数ヶ月後に、不況の前触れみたいなニュースが流れたりして、消費者の気が変わって解約されれば、その分しか収入にならないからです。

 
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