「日本 − 経済破綻の一歩手前」Finanzen100.deの記事

「日本 − 経済破綻の一歩手前」

Finanzen100.deで2013年9月18日にこのようなタイトルの報道がありました。

Japans Verschuldung ist eine tickende Zeitbombe für das globale Finanzsystem. Die Schulden des Landes liegen inzwischen bei 250 Prozent des Bruttoinlandsprod...
ーーー
(引用)『日本の国家債務は世界の経済システムにとっての時限爆弾である。その額はGDPの250%にものぼる。』(引用終わり)
ーーー
その内容はおおよそ以下のような感じです。

ーーー
(記事要約)『安倍政権下で、円安株高になっているが、遅かれ早かれ何らかの危機は免れないであろう。その時には世界の経済システムにも多大な影響を与えるのではないか。』(要約終わり)
ーーー

もちろん、このような話は今に始まったことではないですし、今までも欧米でも報道されています。

でも実際にどうなるかということは、もちろん誰も予めは分からないわけです。

だからこそ、危機を煽るような報道で不安になるのではなく、どのようなシナリオがあるかを推定し、それに対して、自分や家族を守るためにどのようなことができるかを考え、実際に対策しておくことは大切です。

経済破綻が起これば、典型的には、通貨安・インフレ・高金利となります。

となれば、外貨を持っていたり、外貨を稼ぐことができることは非常な財産となります。

多少にかかわらず、通貨を分散することでリスクも分散することができます。

ドイツに口座を持っていることも財産です。日本に帰ることになってもユーロでお金を置いておき、運用するのも手です。

 
近年でも2008年には韓国ウォンは半分の価値になりました。それ以前の1997年には通貨危機でIMFの救済を受けています。

90年台のソ連の崩壊後、その通貨は1万分の1の価値になりました。

わたしも90年代初頭にロシアを訪れましたが、日本円という外貨を持っている私は、すべてのものを格安で買うことができました。といっても、店に物はなく、ほとんど闇市です。軍人らしき人が近づいてきてトカレフ(拳銃)を2000円でどうだ、と日本円できいてくるのです。さすがにトカレフは買いませんでしたが、その他にも軍支給のベルトや帽子、軍服など売ろうとしていました。

両替は通常紙幣しかしてくれませんが、その時は街中のお店や、闇で日本の10円玉さえ使えました。インフレが進行しているので、みな安定している外貨が欲しいのです。

その他、ブラジルも80−90年台に度重なる通貨危機によるハイパーインフレ、アルゼンチンは2002年に破綻。

ドイツもフランスも過去200年の間には8回のデフォルト、と、例をあげればそう珍しいことでもないので、歴史に学び、何が起きるかを知って、意識的にも実際的にも対策を講じることは大切だと思います。

* ご質問・ご相談等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

■ ↓ この記事が役にたったという場合は応援クリックお願いします。

にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ

■ニュースレターにご登録ください!

メールアドレスを入力して登録をクリック