(2016.10.15記)
目次
2017年は児童手当(Kindergeld)がちょっと増えます!
表のように、2017年・2018年と児童手当が少し増えます。
ドイツの子ども手当ては学生なら最高25才までずっともらえます。
ひとりあたり基礎控除(Freibetrag)
ひとりあたりこの金額(8.652€/2016)までの年収に対しては所得税がかかりません。夫婦の場合は二人ですからこの倍(17.340€)です。
だからと言って、この金額を超えるととたんにたくさん課税されるわけではありませんので、これ以下に抑えようとすることは意味がありません。
より稼いだほうが手取りも増えます。
子ども基礎控除(Kinderfreibetrag)
子どもひとりあたりの年間基礎控除額です。
控除額というのはこの金額分までは所得税はかかりませんよ、という意味です。
ですから、控除額 x 税率(%)が実際の節税額です。
児童手当 と 子ども基礎控除 のどちらを選ぶ?
税率は収入によって違いますから、節税額も異なります。この金額が受給している児童手当よりも多い場合は、子ども基礎控除が適用されます。
児童手当のほうが多い場合は児童手当をそのまま受給します。
誰がどうやってそれを判断するかというと、確定申告をすれば税務署のほうで自動的にその人に有利なほうが選択されます。
その境界は年収約 54.000€ です。それ以上の年収の方は確定申告をすることで、児童手当よりも多くの控除が得られるということになります。