有限会社(GmbH) か フリーランス・個人事業か?

 
 
フリーランスや個人事業でも、人を雇ったり店舗を持つことはできます。
 
GmbHやUGにしたがる人がいますがたいていの場合は手間とコストがかかり意味がありません。
 
規模が大きくなったり、法人でなければ仕事を取れない、共同出資での事業、などでなければ個人事業にとどめておいたほうがいいと思います。
 
ビザを取得するためという場合も、当初資金があり、ちゃんとしたプランや実績などあれば個人事業でも十分にビザ取得は可能です。
 
弁護士に相談すれば、必要がなくてもGmbH(有限会社)を設立しましょうと言われます。そうでないと弁護士の仕事にならないですから。しかしGmbHにすれば会計基準も厳しくなり、税理士代も高くつきます。書類も増え事務作業が煩雑になります。
 
GmbHでは個人と会社は別人格ですので財布も完全に分けなければなりませんが、個人事業では自分自身が会社なので財布の区分も必要ありません。(口座は分けたほうがいいです。)
 
GmbHはその名の通り有限責任ですが、多くのリスクは保険でもカバーできるので個人事業でも問題ないですし、GmbHであってもどちらにしてもそのような保険には加入することになります。
 
GmbHの利益はその年に自分が給与としてもらえば自分の所得税のみで済みますが、会社に留めれば、その年法人税を約30%払い、次年度以降に自分に払い戻したらさらに所得税もかかり、2重に課税されることになります。
 
まず法人設立を目標にする方がいますが、それよりも最初はなるべく資金を節約して事業自体を前にすすめたほうがいいと思います。