お金は銀行に預けるな!?

勝間和代さんの本に「お金は銀行に預けるな」というのがあります。

でも普通は銀行に預けておけば、まあ少しは利子がつくしリスクはゼロだから安心と思いますよね。

私の親の世代は経済が右肩上がりの時代でしたので、給与は増えていくしボーナスもあるし、郵貯に入れてほったらかしておくだけでも利子はそれなりにありました。しかし、今は自分で責任を持って運用しなければお金は減っていってしまうのです。

 

さて銀行は預金者か預かったお金を運用して利ざやを抜き、預金者に少しの利子を還元しているわけですが、これを自分ですれば、少なくともその一部は自分に利子として帰ってくるわけです。もちろんそのためには少々知っておかなければならないこともあります。

ドイツではいま現在も年2%以上のインフレ率ですし、長期的には3%以上です。銀行の貯蓄口座(Sparkonto)や定期預金(Festgeld)にいれておいても年利はインフレ率よりも低いので、実質のお金の価値はどんどん減っていってしまうのです。

3%のインフレでは24年で物価は倍になります。つまりお金の価値は半分になります。

現在の100€の価値は50€にしかなりません。貯蓄口座に利子1%で24年間おいておくと約127€になりますが、実質価値はその半分の63.50€ということになります。

つまり価値としては26.5%も目減りしたことになります。

 

貯蓄をしようと思った時に「定期預金」と思われる方が多いようですが、銀行の貯蓄口座(Sparkonto)や定期預金(Festgeld)よりも有利に運用出来る方法はたくさんあります。

老後のための資金であれば年金保険のほうが有利ですし、年金保険では所得税控除やその他の助成金がもらえる制度もあります。特に子供のある女性には厚い手当がつく制度があります。

また収入によってはBauspar(住宅貯蓄)を利用することで年間約9%の助成金をもらえるケースなどもあります。

詳しくはそれぞれのケースで異なりますので、お問い合わせください。

 
 

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