個人事業でGmbHやUGは必要ない?!

個人で事業を始めるのに GmbH や UGは必要ありません!

余計なコストと手間がかかる

弁護士に相談すれば、じゃあ GmbHだね、25000€の資本金がないなら 1€で始められる UG だね、と言われるかもしれませんが、それはそうしないと弁護士がお金を取れるところがないからです。

公証人も兼ねている弁護士であれば、会社設立だけで1000€くらい取れますが、これは個人事業をする人にとっては全く必要ない費用です。

UGやGmbHにすると、事務は煩雑になり、役所からのレターが増え、公証人・登記・税理士とコストが増えます。会計基準も個人事業よりも厳しくなり財布を完全に分けなければならないので面倒です。

しかも、会社をたたむにもまた公証人費用が発生します。さらに会社をたたむには最低1年必要なのでさらにもう1年分の決算費用がかかります。

GmbH や UG の利点

GmbHやUGなどのKapitalgesellschaft(資本会社)の利点は

・複数人が出資して設立できる
・有限責任である

事業内容によっては有限責任にしておいたほうがいい内容もありますが、多くの個人事業では、その必要はなかったり、保険でカバーできたりします。

その他にGmbHでできることは、

・自分の出資を49%以下、配偶者を51%などとして自分が雇われ人となり法定健康保険に義務加入することによりプライベート健康保険から抜けられる。


*ビザ取得に有利、とも言われますがコストと手間を考えたらまずは個人事業ビザの申請をトライする手もあります。

* 自分が51%以上の出資者でのGmbH設立は個人事業が可能なビザが必要です。

* UG:Unternehmergesellschaft または Mini GmbH ともいう