将来の備えは早いほうがいい!

お金のことでまず気になるのは将来の備えの
ことではないでしょうか?

日本でもドイツでも少子高齢化により、年金生活者を支える働き手の負担が増えています。現在は10人でひとりの年金生活者を支えていますが、2027年にはこれが1対1になってしまいます。

当然国の年金制度だけでは老後はやっていけません。強制年金を払い続けても、受給できる年金は現在の手取りの半分から3分の1にもなってしまいます。また今後は年金に対しても所得税が課せられます。そこで政府は年金保険料を税控除対象にしたり、助成金を出してでもプライベート年金への加入を推奨しています。

 

コンサルをしていて気になるのは、多くの方が銀行に勧められるままに年金保険に加入して補助金制度を利用していないことです。銀行にとってはそのほうが売りやすいのかもしれませんが非常にもったいない話しです。

また、年金や健康保険の制度は最近は2−3年おきに改定されるので、その度に現在加入しているものが自分にとって最適なものであるかを確認したほうがいいでしょう。

2005年以降は税金の控除対象となる年金保険があるので、人によってはそれ以前のものは乗り換えたほうが特なケースも多々あります。気になる方はご相談ください。

  

将来の備えは早く始めるに越したことはありません。若いうちは「遠い先の話」と思いますが、老後のことを考えるような年齢になってからではそれだけ毎月の負担が多くなり大変です。お金は長くおけばおくほど複利効果の「不思議な力」で増えるからです。

例えば30才から65才まで毎月100€を35年貯金すると自己資金は合計42.000€。これに6%の利子がついたとすると3倍以上の138.067€になります。ところが、貯金をするのを3年遅らすと利子込みで112.621€、入金額は3600€しか違わないのに最終的にはその額の7倍もの25.446€の差がついてしまうのです。

このグラフをご覧ください。自己資金のほうは一定の割合で増えていますが、利子部分は年数が経つにつれてぐーっと伸びているでしょ。これが複利の不思議な力なのです。

僕も「この事をもっと早く知っていたなら20台から貯金してたのに!」と思います。

若い方々こそ、今を楽しみつつ将来のことを考えて頂きたいと思います。

 

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