大金を手数料を抑えて海外送金する方法

遺産でまとまったお金が入ったり、住宅購入資金などの大金を安く海外送金する、または持ち出す方法です。

数百万円くらいまでの送金の場合

海外送金が格安なのはトランスファーワイズ、手数料は0.8%のみです。5万円くらいの振込なら東京三菱UFJからだとなんと10%以上の手数料がかかります。

ただし、トランスファーワイズの振込上限額は100万円までです。

数百万円であれば、数回に分けてトランスファーワイズで振込みます。

マイナンバーがない場合は、日本で誰かが郵便を受け取れる住所で登録、パスポートのコピーをアップロード、郵便で届いたコード番号を入力することで日本から海外への送金も可能です。

トランスファーワイズでの送金はこちら

 

トランスファーワイズの詳細は以下の記事を参照してください。

TransferWiseでは手数料の安さと透明性、その手軽さが売りです。例:日本から海外の送金手数料たったの0.8%、為替手数料・その他の隠れた手数料一切なし。もうこれなら銀行送金は必要ありません!

数千万円単位の送金

トランスファーワイズで小分けにして振り込むのが大変な単位の場合は以下のような方法になります。

♢ 通常の銀行振り込み(手数料例:振込手数料+換金手数料1€あたり1.5円)

♢ 一部は現金で持ち込む(振込手数料なし、入国時に申告は必要−手数料や税金はかかりません)

♢ FXで換金後に現地通貨建てで銀行振込み(FXの換金手数料は非常に安い)

この場合もマイナンバーは必要です。

現金で持ち込む場合

現金で持ち込む際、1万ユーロ以上であれば申告が必要です。申告するだけで、税金や手数料が取られるわけではありません。

換金を現地の銀行等でする場合は、大きな金額であれば交渉次第で通常の換金レートよりも有利なレートにしてもらうこともできます。

この場合マイナンバーも必要なし!

FX換金は手数料が安い!

銀行振り込みの場合の為替手数料は1ユーロあたり1.5円くらいかかるので、1千万円あたり、1ユーロ120円の場合は12万5千円の手数料。

ところがFXなら例えば1ユーロ当たり0.5銭!!0.5円じゃないですよ、0.5銭ですよ!0.005円です!!1000万円あたり417円 !!

その差12万4500円ですから、ちょっと面倒でもやる価値ありますね。

FXで換金する際はレバレッジをかけないで1対1でユーロを買えば、通常の換金と同様で全くリスクはありません。

ただ、口座を開設、銀行との間で送金という手間が少し増えるだけです。3時間かかったとしても、12万円節約できれば時給4万円相当です!

♢ 参考記事 「日本からの海外送金」

いずれにしても銀行で振込み上限額などは確認してください。限度額を一時引き上げる手続きが必要だったりします。

また今はマイナンバーがなければ、海外送金もFX口座開設もできないかもしれません。

振込口座の名義と贈与税

他人に一定額(110万円/年)以上のお金を渡せば贈与税がかかるので注意。

海外在住だとマイナンバーがないために自分の口座から海外送金ができずに、便宜上以下のようにしなければならないことがあります。

♢ 日本の自分名義口座 ⇒ 日本の家族名義口座 ⇒ ドイツの自分名義口座

この場合は同一額を振込み、2回の送金の記録を残して、他人口座を経由はしたが、自分名義のお金であることを証明できるようにしておいたほうがいいでしょう。

2017年4月 記   ※ベストな送金方法は変化する可能性があります。