ドイツのミニジョブ枠が2013年より450€に

(ミニジョブ枠は2022年10月からは520€に拡大されています。)

2013年1月1日より、ミニジョブ枠が2003年以来の現行の月400€から450€に拡大することになりました。

多くのMinijobberにとってはいいニュースだと感じるのではないでしょうか?

しかし、ミニジョブの拡大には批判的な意見も多くあります。

Altersarmut(老後の貧困)の増大

正規職の減少による就職の困難化

などが理由としてあげられます。老後の貧困に関しては、もしミニジョブで45年間働いたとしても将来もらえる年金は200€にしかならないということです。

そこで、Minijobでも社会保障費を一部自己負担にするなどして年金をより充実させることになりそうです。

ミニジョブで働く人はどうしても女性が多いと思いますが、主婦であったり子育てなどで、自分自身の収入が低く、よって自分名義の社会保障が低い人の場合、将来問題になるのは、御主人が亡くなった後の自分の年金です。

 

夫のほうが長生きしてくれればいいのですが、統計上は残念ながら女性のほうが7年ほど長生きです。また、今後寿命はさらに伸びるとも言われています。

未亡人年金は正規の年金の55%ですので、1000€の法定年金をもらっていたとすると550€になります。法定年金ではとても足りない上にそれが約半分となってしまっては貧困に陥ることになりかねません。

そこで自分名義の年金保険が必要になるのです。今加入しているプライベート年金保険が御主人の名義しかない場合は、毎月の掛金を半分割って半分は自分名義で加入しておくのもよいでしょう。

また、ミニジョブ枠が増えて50€収入が増えたとしたら、これを機会にその分で自分名義の年金保険に入ることを検討してみるのもいいかと思います。

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